今日2024年6月20日は夏至だ。
イギリスはほとんどが北緯50度よりは北だ。つまり、北海道の稚内や択捉島北東の日本最北端の地よりも北だ。日本付近でいえばサハリンの中部から北部と同じくらいの緯度である。
例外は、本土では南西のコーンウォール半島の先端がギリギリ北緯50度よりも南で、ほかにもシリー諸島のような南側の離島もある。
そのため、夏は日が長い。朝は4時前には空が明るくなり、夜も10時過ぎても空が明るい。
ちょうど BBC News がどのくらい日が長いのかを記事にしていた。
Summer solstice: All you need to know – BBC News
https://www.bbc.co.uk/weather/articles/c0jj4pd0pg5o
Cited from BBC News website
図は上に紹介したサイトの記事からの引用である。
Land の緯度は北緯約49.9度、John O’Groats は北緯約58.6度だ。この約9度の緯度の違いで昼間の時間が2時間も違うとは知らなかった。しかも、上の画像に書いてある時間は日の出・日の入りの時刻なので、空は実際にはその前後1時間は明るい。スコットランドだと朝3時も夜11時もまだ明るいことになる。
逆に冬至の前後、クリスマスの時期は朝8時も外は暗くて午後3時には日が暮れ始めた。日本人よりも日光をありがたがる人が多いのも納得できる。
貧乏生活という点では、日が長いと助かる。日が長い分、部屋の電気代を節約することができる。まぁデスクトップパソコンの電力消費量の方が大きいのも事実だが、パソコンの前に張り付かず夕方・夜の仕事が終わったあとに外に出ようという気分にさせてくれるという点でも節電に貢献している。
意外と多くの人が知らない事実だが、夏至は1年の中で日の出が一番早く、日の入りが一番遅いわけではない。これも地軸の傾きの影響で、日の出が一番速いのは1か月ほど前の5月下旬、日の入りが一番遅いのは1か月後の7月下旬頃だ。なのでもうしばらくは夜の節電ができそうだ。