ブラジルの1億5千万年前の地層からキノコの化石がみつかったらしい。
1億1500万年前のキノコの化石、ブラジルで発見<AFP通信>
http://www.afpbb.com/articles/-/3131687
しかも写真を見る限り、かなりしっかり形が残っていて感激する。
キノコの化石なんて聞いたことがなかったが、実際にかなり珍しい模様だ。これまでも、キノコの繊維の一部が見つかったり(これもどうやってわかるのか不思議・・・)、あるいは琥珀に取り込まれたキノコ化石などは産出例があるらしいが、本当に化石になってしまっているものは珍しいとのこと。
いや、そうだ。キノコなんて、現生でもちょっと日当たりとか湿度とかの気候条件が変われば、しぼんでいつのまにか無くなってしまうから。
この場所、化石の産出という点では大変条件が良かったらしく、周囲からは植物化石や昆虫化石も多々産出していたらしい。
植物化石や昆虫化石も素晴らしいとは思うが、植物はセルロース壁、昆虫はケラチン質の外骨格のように硬質な部分を持つから、化石としては残りやすい。(といってもやはり条件がそろわないと残らない。)
キノコのような腐りやすい、あっという間に無くなってしまうものが今回化石として残り発見されたことは奇跡に等しいと思う。