準備スケジュール【グランドキャニオン観光】

まとめページ「グランドキャニオンを自由に歩きたい人のために」

何をいつまでにすべきか

このウェブサイトでは、ツアーに参加せず、自分の決めた旅程でグランドキャニオンに行きたいという方を対象に、その方法を紹介します。

ツアーに参加しない、ということは、飛行機や宿泊の手配はもちろんのこと、現地での移動手段やその他必要なことをすべてご自身で準備する必要がある、ということです。
そのために何をいつまでにすべきかを、大まかではありますが次の準備スケジュール表にまとめてみました。

要点をまとめると、次のとおりになるかと思います。

  • テント泊予定日の5か月前に許可申請をする。(ただし抽選なので不確実)
  • テント泊予定日の3か月前から前月くらいまでに電話でキャンプ場の空きを問い合わせ、キャンプ場の空き日に許可申請をする。 → キャンプ日の確定
  • キャンプ日の前後で旅行計画を立てて、飛行機、ホテル、レンタカーの手配を行う。
  • その他必要なこと(ESTA 申請、登山の準備)をする。

以下、「やること」についてその準備スケジュールを解説します。

テント泊の許可申請の時期

グランドキャニオンの谷底まで下りてまた上がってくるには2日かかります。つまり、必ず宿泊が必要になります。

当ウェブサイトでは「テント泊」を想定していますが、グランドキャニオンの谷底のキャンプ場所(Bright Angel Campground)には事前に予約して宿泊できるロッジ(Hiker Dormitories)もあります。このロッジを使用する場合も、必ず国立公園への許可申請は必要になります。

当ウェブサイトの管理人は試していませんが、ロッジに宿泊されたい方は次のウェブサイトをご覧ください。国立公園への許可申請の要否(宿泊者が申請するのか、ロッジ側で手配してくれるのか)もロッジにご確認ください。
Phantom Ranch – Grand Canyon National Park Lodges

さて、上の準備スケジュール表では「テント泊の許可申請」の時期について、線が3本(①、②、③)引いてあります。この3回のうちどれか1回で許可申請が通れば大丈夫です。
逆にいえば、①の段階で許可が下りなくても(混雑する時期は許可が下りないこともあります。)②の段階で再度チャレンジすることもできます。また、②の段階で許可が下りなくても、③の現地到着後の段階で許可申請することもできます。

以下、①、②、③の時期について詳しく説明しますが、ここでの情報は2020年3月時点のものです。
許可申請の時期については、必ず次のグランドキャニオン国立公園の「バックカントリー許可」のウェブサイトで最新の情報をご確認ください。
Backcountry  Permit – Grand Canyon National Park Arizona
申請時期についてはページ中段の「When to Apply」に記載があります。

① Earliest Consideration Requests

許可申請の最初のタイミングは、テント泊をする予定の月の5か月前の月の20日から、4か月前の月の1日午後5時までです。
ただし、これは現地時間(アメリカ山岳部時間)であり、日本とは -16時間(サマータイムの時期は -15時間)の時差があります。ご注意ください。

具体的には、例えば8月1日にテント泊をしたい場合は、現地時間の3月20日から4月1日午後5時までに許可申請を提出します。
3月31日にテント泊をしたい場合は、現地時間で前年の10月20日から11月1日午後5時までに許可申請を提出します。

許可申請の方法は「FAX 送信」か「郵送」の2択です。なので日本から申請する場合は「FAX 送信」が最も早くて確実な方法です。
メールやウェブサイトでの申請はできません!また、メールでの質問も受け付けてくれません!質問がある場合はすべて電話での問い合わせとなります。

「FAX 送信」の場合、申請期限最終日の各月1日はFAX が大変混み合うそうです。早めに送信することが大切です。
ただし、許可申請が通るか通らないかは「抽選」となりますので、早めに送信すれば確実に許可が下りるわけではありません。この点はご注意ください。

許可申請の具体的な方法や電話での問い合わせ方法については、「テント泊の許可申請方法1(FAXでの申請)」で紹介しています。

② Subsequent Requests

許可申請の次のタイミングは、テント泊をする予定日の3か月前の月の1日から、遅くても2週間前までです。当然ながら日本とは -16時間(サマータイムの時期は -15時間)の時差がありますのでタイミングにはご注意ください。

具体的には、例えば8月1日にテント泊をしたい場合は、5月1日から7月18日までに許可申請を提出します。
3月31日にテント泊をしたい場合は、前年の12月1日から同年3月17日までに許可申請を提出します。

この時期の許可申請の方法は「FAX 送信」、「郵送」、「窓口で直接」の3択です。なので日本から申請する場合は「FAX 送信」が最も早くて確実な方法です。
メールやウェブサイトでの申請はできません!また、メールでの質問も受け付けてくれません!質問がある場合はすべて電話での問い合わせとなります。

このタイミングでの許可については、キャンプ場に空きがあれば申請の先着順になります。つまり、早ければ早いほど許可が下りる可能性が高いです。
キャンプ場の空きについては「バックカントリー許可」のウェブサイト(Backcountry  Permit – Grand Canyon National Park Arizona)で毎月2回更新される空き状況リストを確認する(上のウェブサイトの上から4分の1くらいにある項目「How to Apply」の「Corridor Availability Report (PDF file)」)か、電話で直接問い合わせとなります。
空き状況リストは毎月2回しか更新されない上、実際には空き状況はかなり頻繁に変更されるようです。そのため、直接電話して空き状況を確認してから許可申請をFAX 送信するのが最も確実です。

許可申請の具体的な方法や電話での問い合わせ方法については、「テント泊の許可申請方法1(FAXでの申請)」で紹介しています。

③ Last Minute Permit for Corridor Campgrounds

運悪くキャンプ予定日の2週間前までに許可申請が下りなかったとしても、最後のチャンスがあります。それが「Last Minute Permit(直前許可)」です。

許可申請の方法は「窓口」のみです。グランドキャニオン国立公園にある「Back Country Information Center」に直接行って申請を行います。
場所は以下のURL のとおりです。
https://www.google.co.jp/maps/place/Backcountry+Information+Center/@36.0522012,-112.1452646,17.17z/data=!4m5!3m4!1s0x8733174b4ffadcc5:0x73a814ac0a7d9d88!8m2!3d36.0524993!4d-112.1437349?hl=ja
次の写真の建物が「Back Country Information Center」になります。

この方法では、窓口が開いている時間(朝8時から正午、午後1時から午後5時)に直接「Back Country Information Center」内の窓口へ行って許可申請を行います。許可申請を行った時点で「Waiting List」に名前を載せてもらうことになり、その順番に許可が下りることになります。

許可が下りるかどうかは、キャンプ場の空き状況次第です。
キャンプ場の空きがあれば、その日の朝に申請をしてすぐに許可が下りることもあります。(私がこれでした。)
一方でその日空きがなければ次の日に許可が持ち越されます。次の日の朝に「Waiting List」の順番に許可が下ります。その場にいなければ飛ばされてしまいます。許可をもらうためには、毎朝8時までに「Back Country Information Center」の窓口に行って待つ必要があります。

窓口での許可申請の順番は当日の早いもの順です。窓口が開くのは朝8時ですが、その前に窓口に到着して誰よりも早く窓口の前に並んで待っていれば、その日の一番目に申請ができます。ただし前日以前の申請者で「Waiting List」が埋まっていれば、その日に許可が下りるかどうかはわかりません。あくまでキャンプ場の空き次第です。
また、キャンプ場はテント1つ対する占有スペースが決められています。そのため、必然的にテント設営数の少ない小規模なグループの方が許可が下りやすいです。具体的には、テント2つで6人が宿泊するよりは、テント1つに4人が宿泊する、という方が許可が下りやすいです。
最終的には国立公園側の判断になるので私からはっきりどの場合は許可が下りやすいと明言はできませんが、少人数・小規模のグループの方が許可は下りやすいということが公表されています。

この方法では、許可が下りるかどうか当日窓口に行かないとわからない、というのが難点です。この方法に頼らざるを得ない場合は、とにかく旅程に余裕を持たせて、少なくとも申請に行った当日とその翌日のどちらに許可が下りても対応できるようにしておくこが大切です。

・・・このような事情から、この方法でグランドキャニオンでテント泊をした日本人はかなり少ないのではないかと思います。少なくとも、この方法に頼らずに前述の①、②の方法で旅程を組むのが望ましいです。
当ウェブサイトの管理人は、色々とあって結果的にこの方法で許可を得ることになりました。あまり望ましい方法ではありませんが、今後同じような方が出ることも想定して、この方法での申請方法も紹介したいと思います。

許可申請の具体的な方法は「テント泊の許可申請方法2(窓口での直前申請)」で解説予定です。

飛行機・ホテル・レンタカーの予約

国立公園からテント泊の許可を無事もらえたら(あるいはもらえなかったとしても「Last Minute Permit」を狙う日が決まったら)、その前後の日程で飛行機、ホテル、レンタカーの予約をしましょう。

飛行機、ホテル、レンタカーともに、早期予約割引等のことを考えると出国する1か月前までに予約するのが望ましいと思います。

このウェブサイトでは、普段外国に旅行される際もツアーを使わないような旅行慣れしている方を想定していますが、航空券予約時の目的地とする都市、グランドキャニオン近くのおすすめの宿泊地、レンタカー予約についても管理人の経験を基に紹介したいと思います。

ESTA申請

アメリカ合衆国内にVISA 無しで短期間滞在したい場合、ESTA の申請が必須です。
ESTA は申請してから許可が下りるまでに72時間かかる場合もあるので、アメリカ合衆国への旅行日程が確定してからできるだけ早く申請しておく必要があります。どんなに遅くても出国の1週間前までに申請をしておきましょう。

ESTA の許可が下りなければ、そもそも日本から米国行きの飛行機に搭乗することもできないそうです。気を付けましょう。

事前の足慣らし登山

これは必須というわけではありませんが、出国する1か月前から1週間前までの間に、足慣らしとしてグランドキャニオンと同規模の比高がある場所へ登山に行っておくと、直前の準備ができて良いと思います。

グランドキャニオンは崖の上が海抜約2,100 m、谷底のコロラド川岸が海抜約750 m あります。日本国内で旅行直前に似たような標高差の山に登っておくと、必要な装備について知ることができ、かつ体慣らしにもなるので遭難リスクを低くすることができると思います。

国立公園の入場証発行

グランドキャニオン国立公園に自家用車やレンタカーで入るには、国立公園のゲートで入場証を発行してもらう必要があります。

この入場証は、国立公園のゲートだけではなく、事前に国立公園のウェブサイトで購入・発行することができます。旅行前の必須事項ではありませんが、事前に入場証を手にしておけば国立公園にスムーズに入ることができます。
入場証は、国立公園に入る予定の日を含めて7日間有効です。この7日間であれば、国立公園のゲートで入場証と身分証明書(パスポート)を提示すれば新たな入場料はかかりません。

グランドキャニオンに関する記事一覧

グランドキャニオンに関する記事一覧は、カテゴリーの「旅行 / Travel」のほか、まとめページ「グランドキャニオンを自由に歩きたい人のために」でもご覧いただけます。
注意事項も併せてお読みください。

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